レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が6000件以上!


小説

残業税

残業税 (光文社文庫)作者:小前 亮光文社Amazon 残業へのペナルティとして会社と社員の両方に税金を課する 「残業税」という制度が作られた社会を舞台に、 残業税調査官が不正に立ち向かう様子を描いた話。 サービス残業や非常識な労働時間が問題になる今、 …

神戸電鉄殺人事件

神戸電鉄殺人事件(新潮文庫)作者:西村京太郎新潮社Amazon 横浜と神戸を舞台に、若い人気女優が殺害された事件を描いた話。 長年にわたって神戸電鉄を利用し、 神戸に住む身としては見過ごせないタイトルである。 小説を読みなれていないため、上下2段組の…

クマのプーさん

クマのプーさん (岩波少年文庫 8)作者:A.A.ミルン岩波書店Amazon ディズニーキャラクターとして有名な「くまのプーさん」の原作小説で、 短編エピソードを10本収録したもの。 ディズニーアニメと違って、 原作ではそれぞれのキャラクターに 独特の間抜けぶり…

星からきた探偵

星からきた探偵 (冒険ファンタジー名作選 18)作者:ハル クレメント岩崎書店Amazon 別の星から犯罪者を追ってきたアメーバ状の寄生生物が とある少年の体内に入ってしまう話。子供向けの児童小説。 小学生時代に図書室で借りたものだが、やたら面白くて 今で…

紫色のクオリア

紫色のクオリア (電撃文庫)作者:うえお 久光KADOKAWAAmazon 周囲の人間がロボットに見えるという 不思議な友人を持つ少女の話。 女の子ばかりが登場するライトノベルだが、 内容はかなり入り組んだSFになっており、 平行世界やタイムスリップネタなどが豊富…

おやすみなさいダース・ヴェイダー

おやすみなさいダース・ヴェイダー作者:ジェフリー・ブラウン辰巳出版Amazon 映画「スター・ウォーズ」シリーズを題材にしたパロディ作品で、 「ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」 「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」につづく第3段。 前2作と…

声の網

声の網 (角川文庫)作者:星 新一KADOKAWAAmazon 電話を使えばあらゆることが便利にできる近未来で、 マンションの住人にかかってくる妙な電話を軸にした話。 ショートショートではなく、1冊まるごとひとつの物語である。 1970年の作品だが、インターネットが…

ボッコちゃん

ボッコちゃん(新潮文庫)作者:星 新一新潮社Amazon 星新一の書いたショートショート集。 収録作品 ●悪魔 ●ボッコちゃん ●おーい でてこーい ●殺し屋ですのよ ●来訪者 ●変な薬 ●月の光 ●方位 ●ツキ計画 ●暑さ ●約束 ●猫と鼠 ●不眠症 ●生活維持省 ●悲しむべき…

きまぐれエトセトラ

きまぐれエトセトラ (角川文庫)作者:星 新一KADOKAWAAmazon ショートショート作家として有名な星新一によるエッセイ集。 エッセイなので、オチの効いたいつもの創作小説ではなく 作者自身の身の回りの話題を書きとめた内容。 ショートショートと同様、文章が…

宇宙の声

宇宙の声 (角川文庫)作者:星 新一KADOKAWAAmazon 宇宙を舞台にした少年少女が主人公のSF 「宇宙の声」「まぼろしの星」の2編を収録したもの。 ショートショートで有名な星新一だが、本書はあくまで短編小説であり、 子供向けの冒険小説といった感じになって…

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)作者:乾 くるみ文藝春秋Amazon 真面目な大学生が初めての彼女と付き合っていく話。 序盤に明確な説明がなかったため、 しばらく1980年代を舞台にした話と気づかず、 知り合いとのやりとりの際に携帯電話の話題が出てこなく…

神々の山嶺(いただき)<上・下巻>

神々の山嶺(上) (集英社文庫)作者:夢枕獏集英社Amazon 世界最高峰の山であるエヴェレストへの登頂を題材にした小説で、 登山家でありカメラマンでもある深町が あるカメラを手にしたところから始まる。 本格的な登山に関する小説だが、専門的な知識がなく…

ちょうつがい きいきい

怪談えほん (5) ちょうつがい きいきい作者:加門 七海岩崎書店Amazon ドアをつなぎとめている蝶番(ちょうつがい)の立てる音が気になった少年の話。 「怪談えほん」シリーズ第5弾。 金属同士が擦れて音を立てていることはよくあるが、 そういった日常の一…

ゆうれいのまち

怪談えほん (4) ゆうれいのまち (怪談えほん4)作者:恒川 光太郎岩崎書店Amazon 子供がふたりで幽霊の町へ向かう話。 「怪談えほん」シリーズ第4弾。 絵を切り貼りした表現はなかなか独特で、 得体の知れない雰囲気がよく出ている。 ただ、よくわからない世…

マイマイとナイナイ

怪談えほん (2) マイマイとナイナイ作者:皆川 博子岩崎書店Amazon 少女マイマイが、自分にしか見えない小さな男の子ナイナイを見つけた話。 「怪談えほん」シリーズ第2弾。 油絵のような雰囲気の絵はなかなかに魅力だが、世界観はやや難解。 名前が似ている…

悪い本

怪談えほん (1) 悪い本作者:宮部 みゆき岩崎書店Amazon 悪いことが書かれた本自身が自分の存在意義について説明する話。 「怪談えほん」シリーズ第1弾。 子供に読み聞かせるには難解な内容で、 絵に話し手である本が登場しないため、 初見では混乱して状況…

いるの いないの

怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)作者:京極 夏彦岩崎書店Amazon 祖母のいる古い家に住むことになった少年が、何かがいる気配に怯える話。 子供でも読めるページ数と仮名づかいながら 大人でも怖がるクオリティの「怪談えほん」シリーズ第3弾。…

ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア

ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア作者:ジェフリー・ブラウン辰巳出版Amazon 映画「スター・ウォーズ」シリーズを題材にしたパロディ作品で、 ルークとのやり取りを描いた前作に続き、 ダース・ヴェイダーと幼いレイア姫との交流を描いた絵本。 ネタを…

銀河ヒッチハイク・ガイド

銀河ヒッチハイク・ガイド 銀河ヒッチハイクガイドシリーズ (河出文庫)作者:ダグラス・アダムス河出書房新社Amazon 運悪く地球を破壊されたしまった主人公とその友人が 宇宙を放浪するSFコメディ。 古臭さを感じさせず、軽快な語り口調で 1979年に書かれたと…

おのぞみの結末

おのぞみの結末(新潮文庫)作者:星 新一新潮社Amazon 星新一のショートショート作品集。 収録作品 ●一年前 ●ひとつの目標 ●あの男この病気 ●侵入者との会話 ●現実 ●親しげな悪魔 ●わが子のために ●ある占い ●おのぞみの結末 ●空の死神 ●要求 ショートショー…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?作者:フィリップ・K・ディック,浅倉 久志早川書房Amazon 1968年に書かれたSF小説で、第三次世界大戦後の荒廃した地球を舞台に、 違法なアンドロイドを追う賞金稼ぎを主人公にした話。 映画「ブレードランナー」の原作と…

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)作者:ジェフリー・ブラウン辰巳出版Amazon 映画「スター・ウォーズ」シリーズを題材にしたパロディ作品で、 ダース・ヴェイダーと幼いルークとの交流を描いた絵本。 時系列としてはエピソード3とエピソード4の間の話になる…

はれときどきぶた

はれときどきぶた (あたらしい創作童話 13)作者:矢玉 四郎岩崎書店Amazon 小学3年生の主人公が、日記を盗み見る母親を驚かせるため、 明日の日記を先に書くという作戦に出る話。 小学3年生~5年生向けの児童文学で 頻繁に挿絵があり、絵本に近い印象。 19…

虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)作者:伊藤 計劃早川書房Amazon 要人暗殺任務を担当する部隊の1人を主人公とするSF小説。 かなり評判が良い作品のようだが、個人的にはそこまでの魅力は感じなかった。 SFとしての近未来の装備や武器の設定は面白いが それらの説明…

阪急電車

阪急電車 (幻冬舎文庫)作者:有川 浩幻冬舎Amazon 大阪周辺をカバーする私鉄である 阪急電鉄の今津線を舞台にしたオムニバス形式の小説。 宝塚駅から出発し、西宮北口駅に着くまでの8駅において それぞれ主人公を変えながら話が進む。 そこからまた折り返し…

女子高生ちえの社長日記

女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?作者:甲斐莊 正晃プレジデント社Amazon タイトル通り、女子高生が社長となって 会社の中のことを勉強していくビジネス本。 小説形式で書かれ、一定のストーリーをベースに 主人公がわからない会社の事情や仕組みを…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら作者:岩崎 夏海ダイヤモンド社Amazon タイトルにある通り、高校野球のマネージャーが 経営学に関する書籍で有名なピーター・ドラッカー氏の「マネジメント」を読み、 それを実践する…

ホームレス中学生

ホームレス中学生 (幻冬舎よしもと文庫)作者:田村 裕幻冬舎Amazon お笑いコンビ、麒麟の田村 裕による中学時代の自伝で、 「人志松本のすべらない話」で語られた 家がなくなった話からスタートし、 辛かった生活からその後の流れまでを書いたもの。 文章とし…

いーとんの大冒険

いーとんの大冒険作者:なばたとしたかロクリン社Amazon やはり強烈な個性を感じるタッチの絵で 一度見たら忘れない表情が続く。 「こびとづかん」よりもストーリー性が強く、 読んだ後の満足感も大きかった。 基本的にはベタなストーリーだが、各ページがツ…

こびとづかん

こびとづかん (cub label)作者:なばた としたか長崎出版Amazon 絵本だが、どう見ても子供向けには思えない強烈なインパクトの表紙。 「漫☆画太郎」を思わせる独特のタッチ。 読んでみるとシュールさ全開なので なおさら子供向けではない気がする。 あくまで…

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