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脱ぽちゃ。 20kgヤセてぽっちゃり人生脱出しました。<1巻>

幼い頃から痩せていたことが一度もない女性が
ダイエットを決心してからの日々をまとめたコミックエッセイ。


痩せるためのアプローチとしては
糖質制限と運動、エステというベーシックなものなので
ダイエット法としての学びが得られるわけではないが、
自分の体型や体重、周囲からの評価など
これまで抱えていたいろいろなコンプレックスを
徐々に乗り越えていった様子が描かれており、
同じような悩みを抱えている人には励みになる。


ダイエットを通して自信を取り戻していった記録なので、
単なる体形改善というよりも自己啓発に相当する内容だった。

かくしごと<1~2巻>

下ネタを題材にした作品を描いていた漫画家だということが
年頃の娘にバレないように振る舞う男性の話。


漫画家としてのちょっとした悩みや
父親としての奮闘などを題材にしたコメディだが、
そこまで惹きつけられる部分がなく、
全体的にずっと淡々とした印象。


マンガとしても少しクセがあって読みにくく、
作風が合わなかったのか、どうにも楽しめなかった。

鍋に弾丸を受けながら<1巻>

「治安の悪い場所の食べ物はうまい」という持論のもと、
世界各国で経験した美味を紹介したもの。


周囲の人間が美少女に見えるという特殊な感性を反映して
相手の年齢・性別・服装に関わらず
すべての登場人物が若い女性として描かれているが、
グルメマンガとしては刺激的で割と面白い。


特に凝った料理じゃなかったり日本にもある食材だったりするのに
絶妙に美味いという感情が伝わってきて興味をそそるし、
日本にはない発想の料理や調理法が知れて面白い。


原作者が実際に経験したリアルな出来事を通して
海外のいろいろな文化を感じることができる作品。

税金で買った本<1~3巻>

図書館で働くスタッフが関わる
さまざまな仕事やトラブルを題材にしたもの。


図書館に縁がない人でも理解できる内容だし、
日常的に図書館を利用しても
普通に行き来しているだけでは気づかないような
いろいろなトラブルが描かれていて面白い。


ほとんどは利用者側のマナーの悪さが根源なので
読んでいてイライラする場面もあるが、
歯に衣着せぬヤンキー少年のセリフが痛快だし、
後味のいい終わり方をする話ばかりなので救われる。


図書館のありがたみや
本の価値を再認識させてくれる作品。

山田全自動の日本文学でござる

国語の教科書でも紹介されるような
有名な日本文学のあらすじをマンガ化したもの。


収録作品
 ●東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)
 ●檸檬(れもん)
 ●風立ちぬ
 ●注文の多い料理店
 ●こころ
 ●人間椅子
 ●高野聖(こうやひじり)
 ●山月記(さんげつき)
 ●たけくらべ
 ●夏の葬列
 ●刺青(しせい)
 ●夜明け前
 ●蟹工船
 ●白痴(はくち)
 ●斜陽
 ●人間失格
 ●羅生門
 ●地獄変
 ●曽根崎心中
 ●高瀬舟 ( たかせぶね )


非常にとっつきの悪い文学作品が
誰にでも読みやすいマンガになっている上に、
全20作品とボリュームも十分なのが嬉しい。


作品名ぐらいは聞いたことがあっても
どういう話なのかきちんと知らなかったものについて
短時間でざっと知ることができるのが非常に便利。


歴史に残る作品だと言われていても
オチらしいものもなく終わってしまったり
面白味が見いだせないものが多々あるが、
マンガであれば読むのに費やした時間がわずかなので
ほとんど損した気にならなくて済む。


常識のひとつとして筋書きを知っておきたい人にも、
数ある文学作品の中でどれから読むか悩んでいる人にも、
最初のとっかかりとして手を出しやすい1冊。


【関連作品のレビュー】
漫画 こころ(マンガ)
まんがで読破 こころ(マンガ)
蟹工船(2009年公開映画)
まんがで読破 人間失格(マンガ)
人間失格(マンガ)
人間失格(映画)

犬のかがやき日記

ふと浮かんできた妄想や感情を描いたマンガ。


作者がTwitterに投稿してきた内容を単行本にまとめたものだが、
Twitterで見る素人マンガの中ではレベルが高いものの
本として出版されているマンガ作品には及ばない印象なので、
人によって楽しめるかどうか割と分かれるだろう。


ネタによる当たりハズレはあるが、
寝転びながら妄想したようなユルい内容が
わざわざマンガとして描かれていたり、
ふと考えたことを実際に試して
写真とともに載せていたりするノリは面白かった。


Twitter上で気楽に読めるようにした作風のせいか
いざ1冊の本として読むにはコストパフォーマンスが悪いが、
ジワジワとクセになる味わいのマンガ。

恋は世界征服のあとで<1~5巻>

正義の味方であるヒーロー戦隊のリーダーと
悪の組織の幹部である女性が
隠れて付き合う様子を描いたコメディ。


「ロミオとジュリエット」と同じ単純な図式だが、
主人公2人のキャラクターが非常に愛らしく、
初々しい様子が微笑ましくて見守ってしまう。


恋愛経験の少ない純愛カップルの言動に
悪と正義の戦いがうまくトッピングされていて
王道的なシチュエーションでのドタバタが絶妙に楽しい。


設定の妙とキャラクターの魅力で
読み心地のいいコメディに仕上がった良作。

予知視<1~3巻>

ある行動を取った直後の状況を予知できる能力を持った男性が
トラブルに巻き込まれていく話。


予知能力で理想的な結果を手に入れていた主人公が
予測しきれない事故によって窮地に陥っていくという序盤はよかったが、
それ以降のストーリーが安定せず、期待したほどの面白さがない。
主人公が感情移入しにくいキャラクターなのも残念だが、
無理に話を大きくした設定と意味不明な超常現象についていけない。


サイコパスな作風を狙ったのかもしれないが、
単に裏表の激しい登場人物ばかりというだけで話が浅いし、
肝心の予知能力があまり意味をなしていない。


インパクトばかりを重視した結果、
風呂敷ばかり広げて筋書きが破綻してしまったように思う。

チェーザレ 破壊の創造者<全13巻>

1400年代後半のイタリアを舞台に
チェーザレ・ボルジアの生き様を
同じ大学に通う青年の視点から描いたもの。


出身地や家柄による立場の違いはややこしいが、
世間知らずな主人公のおかげで
学内やその知識の様子が徐々に理解できる造りになっている。
いろいろな事柄が絡んでいる筋書きとはいえ、
各エピソードはあくまで主人公の身近な範囲の出来事であり、
ややこしい部分がわからなくても人間ドラマとして十分楽しめる。


場の空気を読まずに発言してしまうものの、
広い視点を感じる鋭い意見を放つ主人公の感性は面白いし、
チェーザレの多才で狡猾な様子も目が離せない。
戦争が身近に起こる古い時代を舞台にしながらも
武力ではなく政治力や人心掌握術によって
チェーザレがのし上がっていく過程が見どころ。


登場人物それぞれのキャラクターがしっかりしていて
個性と存在感が際立っているところが秀逸。
この時代の歴史や世界観に興味がなくても
ズルズルと引き込まれてしまう魅力があり、
ややこしそうな題材を非常に読みやすく仕上げた良作。

ストーカー浄化団<1~2巻>

特定の人物に執拗に付きまとうストーカーに対して
制裁を加える3人組の話。


善悪の屑」や「怨み屋本舗」のような設定だが、
恐怖感や爽快感がそれほどではなく、
読んでいてあまり刺激を感じない内容。


ストーカーのキャラクターはまずまずだが、
肝心の主人公の実力がイマイチ伝わってこず、
加害者を追い詰めていく作戦や手段がどうにもパッとしない印象。


もっと予想外の手口を見せるような恐怖や
飛び抜けた痛快さを味わわせて欲しかった。

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