レブログ!

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想が4000件以上! レビューは毎日更新します。


仕掛学 人を動かすアイデアのつくり方

仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方

仕掛学―人を動かすアイデアのつくり方

利用者に特定の行動を誘発させるための
ちょっとした工夫を紹介したもの。


ゴミ捨てやトイレの使い方などに関して、
指示や注意書きではなく
遊び心によって解決したいろいろな事例が紹介されている。


モラルやマナーに関わる内容はなかなか注意しにくかったり、
強く言うことで反発を生むことがあるが、
人々の好奇心や興味を利用して
理想的な行動を起こさせる工夫が面白い。


ボリュームは少ないが、短時間で気軽に読める内容で、
街中にある「いいアイデア」をいろいろと味わうことができる本。

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

経済や社会の動きを
中学生を主人公とした小説形式で解説したもの。


若い世代にもわかるように
お金の説明をするというコンセプトは大賛成だが、
せっかく小説形式で書かれているのに
登場人物に妙なアダ名が付いていて区別しづらくなっていたり
キャラクターの言動に魅力がないのは残念。


経済や金融に焦点を当てた本かと思いきや、
職業や政治などにも話が広がり、もったいぶった展開ばかりで
なかなか話が進展しないのもマイナス。
「かせぐ」「もらう」「ぬすむ」などの
独自の表現に置き換えた解説もわかりにくいように思う。


本来は中立であるはずの先生が
妙に職業差別や意地悪を感じる発言をするので
どうにもスムーズに受け取ることができなかった。


実用書としては期待したほどの知識が得られる内容ではないし、
小説としても引き付けられる魅力がなく、中途半端な1冊。

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

  • 作者:Jam
  • 発売日: 2018/07/07
  • メディア: Kindle版

ネット上や日常の人間関係について
気を楽にするための考え方をまとめたもの。


他人のふとした言動にダメージを受けてしまう人向けに
精神的な負担が軽くなるコツが
いろんなシチュエーション別に紹介されている。


SNSや職場で見かける他人の発言について
とらえ方や距離感を少し変えるだけで
あまり刺激を受けずに済むということがよくわかる。


マンガと短い文章で構成されており、
中高生などにも読みやすいボリュームなので、
いちいち深刻に考えてしまうような打たれ弱い人に薦めたい本。

ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識

ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識

ジェイムズ・ボンド映画の基礎知識

映画「007」シリーズの
24作までの内容や関係性をまとめたもの。


「基礎知識」どころか関連情報がすべて詰まったマニアぶりで、
シリーズを通した考察や時代背景、
他作品との関係まで網羅されていて感心した。
監督や俳優の事情を交えながら
ファンとしての感想が事細かにまとめられている。


観終わったものについて読む方が楽しめるので
シリーズ作品をいくつか観た人にオススメする。
作品ごとにチャプターが分かれているので
観ていない作品について
楽に読み飛ばすことができるのもありがたかった。


【関連作品のレビュー】
007 ドクター・ノオ
007 ゴールデンアイ
007 トゥモロー・ネバー・ダイ
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
007 ダイ・アナザー・デイ
007 カジノ・ロワイヤル(2006年公開版)
007 慰めの報酬
007 スカイフォール
007 スペクター

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略

多くの人が100歳まで生きる社会で
どういった考え方や準備が必要になるかを解説したもの。


60歳で定年を迎えてわずかな老後を過ごすという時代から
高齢者になったあとに何十年も人生が続く社会へと変化する中で、
生活していくためには何歳まで収入を得る必要があるか、
どういった判断が必要になるかなど
誰もが考えるべき多くの問題が提起されている。


1945年生まれ、1971年生まれ、
1998年生まれという3つの世代を例に挙げ、
人生が長くなることで、老後の期間だけでなく
若いうちの価値観まで変わるという指摘がされており、
どういう方向への成長が求められるかがよくわかる。


現代社会を分析する内容だけでなく
人々の価値観が変わるといった話が含まれており、
特に無形資産に関する話は非常に刺激的だった。
人生が長くなることで新たな身の振り方が必要になるため、
どういった能力を育てていくべきかがよくわかる。


ただ、全体的にダラダラと冗長気味で
つい読み流してしまうようなことがたびたびあった。
同じような話が続いたり、世代の区別が名前のみで表現されていたりと
なかなか頭に入ってこない文章が続くのは残念。


親と子で違ったスタイルの人生になることを示唆した上で
今までの働き方では行き詰まるという指摘がされ、
自己啓発本としても参考にできる部分が多かった。

なぜ、あの人の周りに人が集まるのか?

売り上げが激減しているコンビニに
アルバイトとして入った中年女性が、
店の雰囲気を大きく変えていく話。


ビジネス書でありながらほとんどが小説で埋められており、
コンビニを舞台にしたストーリーを読みながら
周囲の人望を集めていくポイントを拾っていく必要がある。


コンビニのような小売業だけでなく、
いろいろな場面での求心力に置き換えられそうだが、
反面、効率の部分では大きく逆効果になる要素もあり、
本書のようにビジネス的なプラスが出るまで
そのやり方が継続できるかどうかは疑問。


引きの強いタイトルだけに期待したが
小説を読まないと要点がつかめないのはやや面倒で、
もっと効率よく吸収できる密度の高い構成にして欲しかった。

敗者のゲーム

株式や投資信託を使った投資において
なぜ勝つことが難しいのかを論理的に解説したもの。


個々の投資家がどういった銘柄を選んで
いつ売り買いするかという視点ではなく、
株式市場全体をマクロな視点で見ることで、
なぜ大半の人が投資を損を出すのかを説明していく。


説明の過程で投資に関する用語が登場するため、
株式投資や投資信託に関しての
基本的な知識を身につけている人向け。
全体的にインデックス運用を推奨する内容で、
なぜアクティブ運用で利益を出すのが難しいのかがよくわかる。


いろいろな例を挙げながらの解説はわかりやすく楽しいが、
反面、ひとつの話題が冗長気味なので、
ページ数に対して中身が薄い印象は受ける。


投資に関しての基礎勉強を終え、
自分の投資スタンスを決めるための1冊。

他人を攻撃せずにはいられない人

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)

他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)

周囲を傷つける言動をする人の目的や
行動原理などを分析したもの。


職場や学校、また家族の中でも
とげとげしい発言をして周囲を傷つける人がいるが、
そういった人たちの実例を紹介し、
どういう心理によるものかを解説している。


ただ、攻撃する側の考え方を紹介することに
ページの大半が割かれてしまっていて
解決法や割り切り方の説明が薄いため、
読んでも単にイライラするストレスが積もってしまう。


「こういう人、いるよなぁ」と共感することはできても
解決の仕方を期待するとあまり得られるものがない本。
攻撃する側の心理を理解することで
割り切って距離を置けるような人向け。

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

理想的なロボットを作ろうとするイタチの物語を通して、
AIの仕組みや処理の仕方が理解できるようにした本。


非常に入り込みやすいストーリーで
AI技術、特に言葉の解釈に使われている処理が
どういう苦労や困難を伴うものなのかをわかりやすく説明してくれる。
必要な技術がどんなものかをひとつひとつ分解し、
主人公のイタチ同様にAI技術に理想を抱きすぎている人にも
スムーズに理解していけるようになっている。


ストーリー自体もなかなか魅力的で、
得意分野の違うさまざまな動物たちと
どう決着をつけていくのかが気になる展開が続く。
それぞれの言い分に非常に筋が通っているのが面白い。


言葉を理解する・知能を持つということが
どういう状態なのかを定義する哲学的な面も踏まえ、
自分の知識と視野を広げてくれる本。

数学的思考ができる人に世界はこう見えている ガチ文系のための「読む数学」

数学に拒絶感のある人向けに
数学で学ぶ代表的な考え方を解説したもの。


微分や確率、集合やベクトルなど
中学高校の授業で出てくる数学のトピックを
日常のいろいろなものに例えながら説明するので、
文系タイプの人にもイメージしやすく
「あれはこういう意味だったのか」と腑に落ちる内容。


ただ、いろいろな例を挙げることに比重を置いているため、
ページ数の割に得られる知識が少ない。
ひとつの題材に対して同じような例え話が長々と続くので
理解したあとは冗長的に感じてしまう。


数学に苦手意識がある人が
取っ掛かりとして予習するための本。

総アクセス数