レビューブログ【レブログ!】

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想(ネタバレなし)が5000件以上!


ルポ 女性用風俗

女性向けの風俗サービスについて
その顧客や経営者、対応する男性セラピスト、
情報サイト管理者への取材内容をまとめたもの。


男性経験がなかったり、セックスレスが続いていたり、
女性扱いされる機会が減った30代~50代の女性が
どういう思いで女性用風俗を利用して
何に満足を得たかが生々しく書かれている。


女性が望んでいるものが読み取れる意味で
男性が読んでも参考になる部分はある。


ただ、それぞれの取材は割とあっさりしているのと、
本文が早めに終わって長い対談にページ数が割かれているため
内容はそこまで深くなく、あくまで好奇心を満たすための本。

ディズニーキャストざわざわ日記 ”夢の国”にも××××ご指示のとおり掃除します

定年間際で早期退職した男性が
ディズニーランドの清掃スタッフに転職し、
そこでのリアルな実状を語ったもの。


誰もが憧れるディズニーランドという場所で
いつもニコニコしているキャストたちが
どういう気持ちで働いているのかが生々しく書かれている。


ディズニーランドと言えども清掃作業は大変だし、
仕事の内容も楽しいばかりではないという
当たり前のことが痛感させられるエッセイで、
スタッフしか知らないルールや
内部の人間関係まで透けて見える夢のない内容。


後半にいくにつれて中身が薄くなるのが残念だが、
ディズニーランドで働くスタッフの本音に興味がある人向け。


【関連作品のレビュー】
ディズニーパークの裏側 -進化し続けるアトラクション-(ドキュメンタリー)
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち(映画)
ジャングル・クルーズ(映画)

“空腹"が健康をつくる -1日2食のプチ断食-

1日の食事をいくつか抜いて
16時間の空腹状態を作ることを推奨した本。


『空腹』こそ最強のクスリ」と同じコンセプトで
推奨する生活スタイルや得られる効果も同様。
「玄米には生命力がある」や「ありがとう気功」など
ややスピリチュアルな理屈が多い印象を受けるが、
プチ断食に挑戦したい気持ちを後押ししてくれる。


文字も大きく行間も広いので
短時間でサクサクと読み切れる内容。
悪く言えば中身の薄い本だが、
16時間断食の概要をサッと知りたい人向け。

「空腹」こそ最強のクスリ

食事しない時間を長く設けることで
体調改善やダイエットを狙う健康法を提唱したもの。


睡眠も含めて1日あたり16時間の空腹時間を作り、
内臓を休めるとともに細胞の入れ替わり(オートファジー)を促して
身体の改善ができるよう提案しており、
そのためのスケジュールやポイントが解説されている。


食事間隔を空けることのメリットはいろいろと書かれているが、
その根拠や理屈がどの程度正しいのかがわからないため、
無条件に受け入れるなら実践しやすい内容だが、
医学的・科学的にどの程度信じていいのかはわからなかった。


改行や空行がかなり多いこともあって
本としてはかなり短時間で読めるため、
空腹ダイエットに興味があるなら目を通すのもアリ。

政治学者、PTA会長になる

政治学者、PTA会長になる

政治学者、PTA会長になる

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大学教授としても働く政治学者が
小学校のPTA会長になったことをきっかけに、
負担感やストレスの少ない運営体制に変えていった実録。


保護者たちにボランティアを強制し、
多大な手間と心労をかけさせているPTAについて
その運営や人間関係の実態がまとめられており、
まともな感覚で見たときの違和感が
生々しく書かれていてわかりやすい。


PTA役員の負担や面倒くささは
直接経験したことがなくても想像に難くないが、
前例や慣習に流されない筆者が
ジワジワと改革を進めていく展開が気持ちいい。


本書に書かれた成果はあくまで一例であり、
地域によっては簡単に再現できるものではないだろうが、
関係者の心情や立場を踏まえつつ
組織の自律性や結束力を強化する様子は参考になるだろう。

常識として知っておきたい裏社会

元暴力団で服役経験もある男性と
危ない分野ばかりを取材しているライターが
裏社会についての知識や経験談を語ったもの。


主にヤクザや半グレの活動内容に限ったものだが、
一般人がなんとなくしか知らない反社会的勢力について
いろいろとリアルな話が出てきて興味深い。


ヤクザと半グレの考え方や文化の違い、
金の稼ぎ方などが生々しく語られているし、
覚醒剤や大麻、コカインなどひとくくりにされがちな薬物も
それぞれの作用や扱われ方の違いがよくわかる。


全編が対談形式で書かれているが、
テンポもよく説明もわかりやすいので
ヤクザの生き様を覗き見たい人向けの1冊。

薬菜飯店(やくさいはんてん)

筒井康隆の書いた7つの短編小説をまとめたもの。


収録作品
 ●薬菜飯店(やくさいはんてん)
 ●法子と雲界(ほっすとうんかい)
 ●イチゴの日
 ●秒読み
 ●ヨッパ谷への降下
 ●偽魔王
 ●カラダ記念日


作品ごとにいろいろな世界観を題材にしているが、
セリフ部分も多いので思った以上に読みやすい。
ストレートなエログロ表現も豊富で
情景を思い浮かべながらサクサクと読める。


ただ、面白いのは書籍名になっている「薬菜飯店」ぐらいで
それ以外はどこに面白みを出そうとしているのかわからなかったり
長さの割に退屈だったりと満足度が低かった。

やなせたかし 明日をひらく言葉

「アンパンマン」の作者として有名なやなせたかし
自分の生い立ちや仕事について振り返ったもの。


「明日をひらく言葉」というタイトルからすると
読者に希望を与える言葉を紹介する本かと思うが、
実際には自伝のように人生を振り返るページが多く、
ぐいぐいと惹きつけられる内容で面白い。


今なお多くのキャラクターグッズで見かける
アンパンマンの作者ということもあって
順風満帆な人生や仕事ぶりかと思いきや、
意外にもいろいろと苦労したり
試行錯誤したエピソードが書かれていて驚いた。


アンパンマンに関わるもの以外にも
多岐にわたる分野で活躍してきたことがわかるし、
常に謙虚で人の役に立とうとする姿勢は
どんな立場にある人も見習いたい。


短くて読みやすいエピソードを通して
やなせたかしの人柄が味わえる1冊。

「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?

「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?

「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?

  • 作者:上村紀夫
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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社内の雰囲気悪化や退職者を生む原因と
その対処法や防止策について解説したもの。


社員がどういうときに不満を感じるか、
行った対策の効果が薄いのはなぜかなど、
企業の管理職や経営層が持つ悩みが
非常に論理的に分析されていてわかりやすい。


同じ退職でも前向きなものと後ろ向きなものがあることや
局所的だった不満が徐々に伝播していく問題など、
実際の会社組織で思い当たる事例が挙げられていて納得できる。
また状況によってどういう対策から取り組む方が
効率よく組織改善できるかという理屈も説得力が高い。


図が妙に見づらいのは難点だが、
組織に対する正しい分析と原因認識、
対策方法と優先度について学ぶことができる1冊。

日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy

芸人としての活動をしつつIT企業にも勤める厚切りジェイソン
Twitterに寄せられた人生相談への回答と
その意図や狙いを解説したもの。


文字数の限られるTwitter上で答えた内容ということもあり、
悩みに対してズバリと的を射た結論がわかりやすく、
またその解説も非常に納得いくものばかり。
どう考えれば成長や意義を感じられるかがよくわかる。


ひとつひとつが短いので読み進めやすいし、
成長するために実行すべき要素が集約されていて
必要とされる社会人になるための31の決意」や
将来に悩む学生に伝えたい55のアドバイス」にも通じるコンセプト。


芸人ではなくビジネスマンの立場で書かれた内容で、
ビジネス書や自己啓発本の入門書として読める1冊。


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