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たった21枚の図で「21世紀の資本」は読める! 図解 ピケティ入門

経済学者トマ・ピケティが書いた「21世紀の資本」の中から
ポイントとなる図を抜き出して解説したもの。


「21世紀の資本」は非常に話題になったものの
700ページものボリュームがあり、なかなか読破するのは難しい。
そこで、要点をつかむための図だけを抜粋し、
ピケティの主張の大意をつかもうというコンセプト。


ピケティは過去の膨大なデータを整理して
経済に関する特徴を見出したわけだが、
その主張を支える図がひとつひとつ紹介されながら
それぞれがどういう意味なのか解説されている。


用語の知識や数学的な理解力は必要だが、
ピケティの主張がどういうものかを短時間で理解できるので
コストパフォーマンスは高い。


【関連作品のレビュー】
まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
文響社 (2018-04-27)
売り上げランキング: 110
いろいろな事柄についての簡潔な説明を収めた本。


毎日1ページずつ読みながら1年間で知識を増やせるよう
365個の雑学がまとめられている。
kindleの場合はきっちり1ページの区切りにならないが、
概ねそのぐらいで読む終わるボリュームになっている。


曜日ごとに異なるジャンルが扱われており、
頭から読み進めていくだけで
さまざまな方向の雑学が得られるようになっている。


ただ、本来、歴史は月曜日のための話題なのだが、
文学や哲学、宗教はいずれも古い時代の内容を扱うので
全体的に歴史に関する話題が頻繁に出てくる印象を受けた。


延々とWikipediaを読んでいるような印象で、
広く浅い知識が身につくだけだが、
世間で有名なものがどういう内容かを
とりあえず知っておきたい人向け。

カリスマ論

カリスマ論: ビンワード電子版
ビンワード (2016-03-03)
売り上げランキング: 10,040
カリスマを持つ人物とはどういうものかを
実際の人々の言動を例に挙げながら解説したもの。


たくさんの人から注目され、話題を呼んだ人たちの特徴が
客観的に分析されていて面白い。
カリスマ性を絶妙にビジネスに役立てる手法は
なるほどと思わせてくれる。


セルフプロデュースの時代を乗り越えるためにも
カリスマビジネスの視点を持っておくことは重要。
真似をするのはなかなか難しいかもしれないが、
ここ最近話題になったブームの仕組みを学べる本。

ずっと「イヤ」って言いたかった。 ”本当の自分”に戻るための5つのステップ

自分の気持ちを押し殺して生きてきた女性が
カウンセリングをきっかけに
考え方を変えた経験をまとめたもの。


自己嫌悪と他人を意識する気持ちが強すぎて
自分の意見や希望が表に出せなくなった作者が
それまでどんな思いで過ごしていたのかと
どういう考え方に変わったかがよくわかる。


挿絵やマンガのデキはかなりひどく、
絵も動きも見ていられない下手さ。
登場人物すべてが嫌な人に見えてきてしまうので
文章だけで構成した方がよかったように思う。


他人に迷惑をかけまいと思うあまり
自分の感情を我慢することは誰にでもあるが、
度を過ぎると袋小路に入ってしまうので
お互いをより理解するためにも自分の思いを伝え、
ストレスを感じ続けないようにすべき、というのは納得できる。


ただ、自分の不満をまき散らし、
周囲にいろいろなお願いをする様子を見ると
こんな人が身近にいると面倒くさそうだとも感じた。
社会生活をする上ではバランスが重要で、
他人と自分のどちらかだけを尊重しすぎると行き詰まる。
そのあたりがあまり語られていなかったのは残念。


本としてはストレスがたまるが、
同じようにがんじがらめになっている人が
殻を破り、ガス抜きさせてくれる意味ではよい。

図解 コレ1枚でわかる最新ITトレンド

【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[増強改訂版]
技術評論社 (2017-05-10)
売り上げランキング: 52,513
IoTやクラウド技術、ビッグデータや機械学習など
最近のIT技術に関しての理屈を解説したもの。


まさに広く浅くといった内容で、
ここ最近で話題になった用語や技術が
どういうものなのかをざっと網羅できるため、
それぞれの意味や仕組みをざっくり知っておきたい人向け。


ただ、なぜか解説文の一部が
緑の蛍光色で書かれていて妙に見えづらく、
重要箇所なのかただの注釈なのかも判断できない。


また、左側のページに解説用の挿絵があるが、
図やイラストが非常にわかりづらく、
説明の手助けになっていない。
解説文も淡々とした抑揚のない調子で
なかなか頭に入ってこない。


IT関連の用語や仕組みを
ざっくりおさらいできるというコンセプトはよかったが、
肝心の解説部分がイマイチで残念だった。

紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男

さまざまな事業を営んできた資産家の野崎 幸助
自身の生い立ちや体験をまとめた自伝。


戦時中に生まれ、貧しい生活を強いられた筆者が
中卒の学歴しか持たないながらも
いかにのし上がってきたかが書かれている。


女性にモテたい一心で資産を築いたということだが、
傲慢さや自分勝手な様子が一切なく、
非常に物腰の柔らかい文章で読みやすかった。
そのときどきの気持ちが本音で書かれており、
商売を成功させるための考え方と行動力には感心するばかり。


2018年5月に不審死していることが発見され、
どういった人物なのか気になって読んでみたが、
とにかく必死で努力してきたことがよくわかる。
インパクトが先行しがちだが、
ビジネス書としても読み物としても面白かった。

自分がいなくてもうまくいく仕組み

自分がいなくてもうまくいく仕組み
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2013-07-22)
売り上げランキング: 7,579
チャットワークの社長が、社内の効率化のために行った
さまざまなやり方と考えを紹介したもの。


序盤はタイトル通りに自分の受け持つ業務を
いかに任せられる態勢を整えているかが紹介されており、
負担を分散し、社員を成長させるやり方は
部下を持つ人やリーダーの立場のいる人の参考になるだろう。


中盤以降は無駄な業務や時間を減らすための
社内方針について書かれている。
本書に従って業務のやり方を変更するには
それなりの権限を持っていないと無理だろうが、
効率化のためにとことん割り切る方針は興味深い。


「業務をとことん効率化する方法」といった
タイトルの方が適切に思えるが、
当たり前に考えていた業務スタイルを見直すきっかけになる本。

ブランド力

ブランド力 ~今、企業や自治体に求められている大切な価値
関野 吉記
日経BPコンサルティング
売り上げランキング: 67,857
競争力のある企業に成長するために
社員それぞれが何を意識すべきかをまとめたもの。


「ブランド力」というタイトルではあるが、
会社のネームバリューを上げるための方法論ではなく、
企業価値そのものを向上させる考え方が書かれている。
部下として働く一般社員や中間管理職にも通じる内容なので
経営方針を決める権限を持っていない人でも
どういう意識で仕事をすべきかという点で役に立つだろう。


企業を成長させる社員になるために
どういう仕事観を持つべきかを学べる本。

動物を守りたい君へ

動物を守りたい君へ (岩波ジュニア新書)
高槻 成紀
岩波書店
売り上げランキング: 4,693
人間によって動植物がどういった影響を受けるのかを
中学生にもわかりやすく解説した本。


人間社会が環境にダメージを与えることは知られているが、
人間の生活が生き物にどういった変化を与えるか、
ペットや家畜がどういう生き方を強いられているかなど、
動物との関わりを掘り下げて説明していく。


あくまで中立的な立場の筆者で、
極端な環境保護や利益追及に偏らず、
客観的な視点で人間と動物との関係が理解できるのがよい。


都市開発や食材提供の整備が進み、
動物の犠牲が生活を支えているという意識を持ちにくくなったが、
野生動物や植物、家畜やペットなどの存在意義を再認識させてくれる。
年齢を問わずにオススメできる良書。

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ
posted with amazlet at 18.06.01
ミズノオフィス (2013-04-23)
売り上げランキング: 352
人生を好転させるためにやるべきことを
小説形式で表現した自己啓発本。


象の姿をしたヒンズー教の神ガネーシャ
現状を変えたいと考える平凡な会社員のもとへ現れ、
あれやこれやと理由のわからない課題を出していく。


ガネーシャの大阪弁は地味にクオリティが高く、
関西人から見ても非常に自然な言い回しで感心する。
ボケとツッコミを繰り返しながら展開していく2人のやり取りの中で、
さまざまの有名人の逸話がさらりと紹介されていく。


主人公が感じる通り、序盤に指示される課題は
意味のないようなものに思えるが、
ページが進むにつれて徐々に本質を捉えたアドバイスが増えていく。


ストーリー形式のため、自己啓発本を読み慣れていない人でも
いろいろな教訓をスムーズに得られるようになっているが、
反面、ひとつひとつの教訓に対する文字量が多いので
中身をテンポよく吸収したい人には効率が悪いだろう。


なんとなく惰性的に生きていた人が
これまでの日常を別の視点から見つめ直すための本。
自己啓発本やビジネス書をあまり読んだ経験のない人向け。