レブログ!

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書の感想が5000件以上!


ボクたちはみんな大人になれなかった

f:id:IKUSHIMA:20211107080717j:plain


作品情報:
https://www.netflix.com/title/81367507


テレビ番組の制作に関わる男性が
仕事に辟易しながら過ごしてきた25年間を描いた話。


時系列がシャッフルされていて
いろいろな時代を行ったり来たりするので
置かれた状況や人間関係を把握するのに苦労するが、
少しずつ仕事や昔の彼女の全貌が見えてくる。


くだらない仕事に忙殺される日常を過ごす中で
初々しかった元カノとの思い出が蘇るのが切ない。
また、何も特別な部分がなかった若い頃の日々が
実はとても貴重だったことを思い知らされる。


今の自分のつまらなさを強調する形になるのが辛いが、
多くの人に共通するノスタルジーに浸れる作品。

明日は咲こう花咲こう[DVD情報なし]

上水道すら整備されていない辺鄙な村に
衛生指導するためにやって来た保健師の話。


正しい知識がないせいで不衛生な生活習慣がはびこり、
派閥争いのための無意味な歪み合いが続く村で
保健師の指導に耳を貸さない雰囲気がひたすら怖い。


閉鎖的で教育が行き届いていない環境が
いかに問題なのかが痛感できるが、
必死で行動する主人公の孤軍奮闘ぶりが心苦しく、
主人公が報われるのがかなり終盤なので観ていて辛い。


ストーリーの大半がストレスを感じるのが辛いが、
田舎特有の閉鎖的な怖さを味わえる作品。

息子

東京でフラフラした生活を送るだらしない男性と
田舎で孤独に暮らす父親との交流を描いた話。


すぐに仕事を辞めてしまう落ち着きのない男性が
あることをきっかけに心を入れ替えていく流れと、
大きく変化した息子を見る父親の様子にぐっとくる。


いくつかの章に区切った構成がうまく機能しており、
描かれていない時間を観客に想像させる造りになっている。
いろいろな事情で不安や孤独感を感じる年老いた父親に
立派になった息子が温もりをもたらす展開が素晴らしい。


シンプルながらキャラクター設定のうまさで
じわじわとした感動を味わわせてくれる良作。

シスター

シスター [DVD]

シスター [DVD]

  • ルナ・ベラン
Amazon

養子として引き取られた姉妹が
いろいろな奇怪な行動を起こしていく話。


ストーリーや状況がつかみにくい上に
大きな音でと揺れるカメラで驚かせようとする
非常に安っぽい仕上がりのホラー。
映像が断片的すぎて意味がわからない場面も多く、
とにかく面白いところが見当たらない。


登場人物が多くて混乱する割に
たいしたオチは用意されておらず、
ただ見づらい映像が連続するばかりだった。

浅田家!

家族写真をテーマに撮影する写真家、浅田政志
活動の様子を映画化したもの。


自分の家族を被写体にした仮装写真や
仲のいい家族のやり取りは微笑ましいが、
そこまで感情移入する部分がなく
ドキュメンタリーを淡々と観ているような印象だった。


ぶつ切りのエピソードで構成された内容で
映画としてはそこまで面白い仕上がりではないので、
主人公になっている写真家か、
主演の二宮和也が好きな人向けの作品。

Daughters(ドーターズ)

ルームシェアをしていた女性2人のうち片方が妊娠し、
いろいろな変化が生じていく話。


今後についての不安を抱えながら
出産準備を進めていく女性を描くが、
ギスギスして落ち着かない雰囲気が強く、
シングルマザーになるという彼女の決心が
間違っていたような気持ちになってしまう。


「別になくてもよかったのでは」と思う場面も多く、
独り立ちしようとする女性の強い姿や
女性同士で支え合う友情はあまり感じられなかった。


何を見せたいのかがイマイチ伝わってこない凡作。

結婚相手と生活していたはずの妹が
実家に一人暮らししている兄のもとへ突然帰ってくる話。


行方不明になった妹の夫を探すミステリーでもなく
兄や妹が絡む恋愛ものというわけでもなく、
イマイチ見どころがわからない映画だった。
自由奔放でつかみどころのない妹のキャラクターは面白いが、
結局のところなんだったのかという印象。


シンプルな筋書きの割に登場人物が多く、
状況や関係性が把握しづらいのも謎。
もっとスッキリと整理して主題を明確にして欲しかった。

ファーザー

ファーザー [Blu-ray]

ファーザー [Blu-ray]

  • アンソニー・ホプキンス
Amazon

認知症のせいで日常生活や
周囲との会話に支障をきたす高齢男性を描いたもの。


認知症である主人公の主観が映像に反映されており、
前後の会話がつながらなかったり
人の識別ができなかったり
周囲の状況が把握できなかったりといった
認知症の症状が追体験できるところが斬新。


家族の現状やヘルパーの話が理解できず、
どんどん混乱していくことで
認知症がどういった症状を引き起こすのかが味わえる。


ただ、序盤に感じたインパクト以上の盛り上がりがなく
悲観的な状態のまま終わってしまい、
映画としてのキリの良さがないのは残念だった。

ワンダーウーマン1984

ワンダーウーマン」の続編で、
その人の願いをひとつだけ叶える不思議な石をめぐる話。


戦時中だった前作から66年が経ったアメリカを舞台に
人間の欲求を題材にしたトラブルが起きるが、
シンプルな筋書きの割に2時間30分と長く、
全体的にテンポが悪くてもったいない印象。
冒頭の運動会のシーンはまるまるいらなかったように思う。


ストーリーの軸となる石の存在も腑に落ちない部分が多く、
叶えてくれる願いの範囲があまりに無尽蔵だったり、
願いを叶えてあげた見返りの基準がバラバラだったり、
願いを叶えてもらった代償がイマイチ実感できなかったりと
石の力の及ぶ度合いがスッキリと理解できないのが残念。


戦闘シーンはまずまずの迫力があるが、
これまでの作品での戦いぶりと特に違いがなく、
今作独自のカタルシスや面白さを感じる部分がなかった。
登場4作目にしてはインパクトに欠けた仕上がりの凡作。


【関連作品のレビュー】
ワンダーウーマン
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
ジャスティス・リーグ(劇場版)
ジャスティス・リーグ(ザック・スナイダーカット版)
アクアマン

イカゲーム<全9話>

f:id:IKUSHIMA:20211106130905j:plain


作品情報:
https://www.netflix.com/title/81040344


多額の借金でどうしようもなくなった数百人が集められ、
賞金を求めて命を賭けたゲームに挑んでいく話。


カイジ」などと似たような世界観で、
参加者同士が勝ち残るために蹴落とし合っていくのだが、
ルールの設定や管理体制に甘い部分が目に付くので
デスゲーム系の作品としては腑に落ちないところもある。
勝敗についても策略や駆け引きといった部分が薄く、
行き当たりばったりの行動や運に助けられることが多い。


また、ゲーム中以外の場面に結構な時間を割いているので
特殊なルールでの戦いを味わいたい人にとってはややテンポが悪いし、
クセのある登場人物ばかりなので主人公も含めて感情移入しにくい。


ルールや戦術の面白さというより残酷描写の方をウリにした作品なので
デスゲームとしてはそこまで夢中になれる魅力が感じられなかった。

総アクセス数