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電脳コイル<全26話>

電脳コイル 第1巻 通常版 [DVD]
バンダイビジュアル (2007-09-25)
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インターネットやパソコンをベースにしたような
「電脳」と呼ばれるネットワークを
いつでもどこでも利用できる社会での小学生たちの話。

「ユビキタス」や「IoT」をテーマにした世界観なのだが、
コミカルタッチで非常に面白い。

子供たちがかけているメガネを通すと
空中にモニターやキーボードを登場させ、
それを利用して遊んだりコミュニケーションをとったりする。
この世界観と設定、表現方法が素晴らしく、
その割に小学生はやっぱり小学生らしいのが良い。

小学生らしい意地の張り合い、好奇心、
ひねくれた愛情表現、イタズラ、上下関係、学校での出来事など
小学生のときに関係する感情やエピソードに
さりげなく電脳が登場し、バカバカしかったり面白かったり。

当初、主人公のヤサコと友達のフミエが見分けにくく、
話の理解に苦労する。
さらに、この世界観での独自のルールを
ある程度推測しないといけないことがあるので
最初のとっつきは若干悪いかもしれない。

しかし、登場人物の魅力が非常に強いことと
世界観そのものが興味深く、しっかりしていること、
エピソードが1話完結型で後味がいいことなどが相まって
徐々にハマッていく。未見の人は大いに見る価値アリ。

ただ、後半から急速に置いてけぼりになった。

もともとインターネットやパソコンに通じる用語やルールが
多数登場する作品ではあったが、
それに加えて独自の設定や用語がどんどん登場し、
その場面の状況を理解しづらくなるとともに
どの人物が何のために行動しているのかがつかみにくくなった。

後半は1話完結ではなく、イサコを中心とする大きな流れになり、
彼女の思惑や目的が読み取れなくなったところで
その次の話も意味がわかりにくくなり、それが最後まで積み重なった。

各話が次回に引っ張る形で終わるものの、
意味がわからなくて混乱すること多く、
少し自己満足的に展開されてしまった気がする。
本格的に規模の大きな話になって期待する方向と違ってしまった。

世界観や登場人物設定などは非常に素晴らしかっただけに
前半と後半でターゲット層が少し変化してしまったのが残念だ。