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ザ・ワールド・イズ・マイン<1~2巻>

やたらと凶暴な主人公モンと弱気で泣き虫のトシの2人組が
犯罪や暴力で大暴れしながら北海道を目指す話。

第1巻の前半はとにかく読みづらく、どういう場面でどんな状況で
キャラクターたちがどういう言動をしているのかが
マンガとして読み取れず、意味がわからなかった。
そもそもストーリーらしきものも語られず、
ひたすら断片的なシーンが切り替わるだけ。
まったく理解できず、挫折しそうになったが
「ケットホ」を手に入れたあたりから理解がしやすくなった。

主人公の言動が原始的すぎて
あまり感情移入するタイプではないし、
一般的に見て主人公側の行いの方が明らかな反社会的なので
好きになれない、という人も多いと思うし、
ただ派手に暴れているばかりで
目的が不透明すぎてついていけないという人もいると思う。

そういう意味で、ひどく人を選ぶマンガ。

立派で模範的なキャラクターというものがおらず、
登場人物どれもが人間臭いところや
他のマンガでは見られないような無茶苦茶な展開があるのは確か。

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