「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の続編で、
前作のラストで2015年から戻ったドクが
マーティとジェニファーを未来へ連れて行った直後を描く。
前作の登場人物やあらゆるエピソードは
今作の伏線として活きてくるため、前作の視聴は必須。
今作の見所は、未来として描かれた2015年の世界観と
前作の舞台であった1955年で行動する場面。
1980年代に考えられた2015年という世界は
今見てもワクワクするタイプの「未来っぽさ」がつまっており、
現代よりも進化したさまざまなアイテムが登場しつつも、
現代と変わらない人間社会の雰囲気が残っていて楽しい。
また、1955年を舞台にした場面では
非常に完成度の高かった前作の流れに同時並行して行動していく展開があり、
前作の内容を知っているだけに絶妙に干渉しないバランスのまま
裏でこんなことが起こっていたのか、という楽しみが生まれる。
ただ、今作はあくまでPART3とセットという形で作られており、
一応の区切りは付くものの、大きな問題が解決しないままPART3へ続く。
そのため、今作単体では前作ほどの完成度は感じられず、
やや消化不良の思いが残るのは確か。
あくまでPART3とセットで観て欲しい作品。
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