「ハリー・ポッター」シリーズの映画第4弾。原作は未読。
今作はハリー・ポッターが在籍するホグワーツ魔法魔術学校を含む、
3つの魔法学校での対抗試合が話の中心となる。
これは特定の魔法やスポーツで戦う、というものではなく
与えられた課題に対して規定時間内に達成する、という自由度の高いもの。
シリーズ全体の特徴でもあるが、
今作でもハリー・ポッターの特別扱いっぷりが目に付く上、
話の本筋に関係なさそうなエピソードの挿入など
「結局なんの話なのか」と筋を見失いそうになる展開ばかり。
ハリー・ポッターは特別な存在であるかと思いきや、
割と行き当たりばったりだったり、周囲の助けによって
ピンチを乗り越える場面ばかりなので
本人の能力の高さがあまり感じられないのも残念。
映像的には特撮のクオリティの高さもあって非常に迫力があるのだが、
ストーリーとしてはあくまでシリーズファンだけが楽しめる内容。
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