大ヒットした映画「告白」と同じ原作者で、
孤児として育った2人の女性を軸とした2時間ドラマ。
親友の経験を基に「青いリボン」という絵本を描いて
大ヒット作家の地位を手に入れた主人公だが、
その息子が行方不明になるところから始まる。
素晴らしいデキだった映画「告白」の原作者ということで
かなり期待したが、驚くほどつまらないデキだった。
人間関係の説明が非常に下手で
誰と誰がどんな関係か理解するのに時間がかかるし、
周りの意見をそのまま受け入れて他人を疑う主人公の行動も意味不明。
周囲の言動も理解に苦しむものばかりで、
事件の真相がわかると、なおのこと
「じゃああの人たちの言動はなんだったんだ」と思ってしまう。
特に犯人の動機に関しては意味不明で、
主人公はあまりにも原因から遠く、逆恨みもいいところ。
生放送の番組であそこまでの無茶はできないだろうし、
いろいろなところに現実味の薄さが出てしまっていて興ざめ。