寺の息子である潮(うしお)が蔵の地下で
槍によってつなぎとめられていた妖怪「とら」を解放してしまい、
いがみ合いつつも2人で様々な妖怪を倒していく話。
作者の連載デビュー作品でもあり、
序盤はまだまだ絵に稚拙な部分があるが
一話完結型で読みやすく、また徐々に全貌が明らかになる大筋も面白い。
少年向けのマンガらしく、少し子供っぽいノリが多いが
徐々に高度化していく戦闘シーンや
過去の登場人物をうまく使った展開は良い。
16巻(エレザールの鎌が暴れるあたり)からは特に面白くなり、
狂気じみた迫力が感じられるし、
27巻以降の最終決戦ではクライマックスにふさわしい規模と迫力が感じられ、
一気に読んでしまう勢いがあった。
【関連作品のレビュー】
うしおととら 外伝(マンガ)
読者ハ読ムナ(笑)(書籍)