遠隔操作のロボット同士でボクシングをさせるスポーツが流行する近未来、
借金まみれになりながらロボットに入れ込む男性とその息子との話。
筋書きそのものは非常に王道といえるもので
マンガなように予想したままの展開で進んでいく。
それはそれで心地良く、「ロッキー」や「ベスト・キッド」のような
努力したものが上りつめていく快感を得られる。
ロボットを中心とした特撮は非常にクオリティが高く、
存在感も素晴らしいし、不自然さがまったくない。
ロボットなのに格闘戦での痛々しさが伝わってくるほど。
最後の決着だけ多少、スッキリしない部分があるが、
現実的な方向で収めたということだろう。