第2次世界大戦前を舞台に、イギリス帝国の国王ジョージ5世の次男が
人前でのスピーチが吃音症(きつおんしょう)によってうまくいかず
その治療とともに、人間的にも成長していく話。
筋書きは非常に単純だが、俳優たちの演技が光り、
見事に感情移入させてくれる作品。
特に言語療法士であるライオネルは説得力があり、
品があってジョークも効いているので楽しい。
観ている者に主人公をしっかり応援させ、
彼と同じ緊張感を味わわせてくれる演出も見事。
周囲を取り巻く人物たちもうまく描けており、
テンポよくスッキリと楽しめる映画。オススメ。
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