北海道のすすきのを舞台に、
とあるBARの常連である探偵を主人公としたハードボイルドもの。
最近では珍しい、どっぷりハードボイルドな作風だが、
前半までは笑いの要素も多く、個人的にはそれが気に入っていた。
ただ、後半になると探偵が事件の真相を追うだけの話になり、
よくある2時間ドラマのような印象が強くなってしまった。
中だるみも感じ、この内容で2時間を超える長さは厳しかったように思う。
依頼者はともかく、探偵がそこまで事件に執着する理由が弱く、
命がけで奔走する必要性がよくわからなかった。
1話完結型の連続ドラマならともかく、
1本の映画としてはそれほど面白いと感じなかった。
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