運悪く地球を破壊されたしまった主人公とその友人が
宇宙を放浪するSFコメディ。
古臭さを感じさせず、軽快な語り口調で
1979年に書かれたと思えない新鮮さ。
いろいろな部分から感じる新しい発想とノリが楽しく、
地球外に存在する大きな世界観を感じることができる。
パッとしない地球人、アーサーの長い放浪生活を語った内容ではあるが、
小さなエピソードの集合体といえる構成で非常に読みやすい。
これを読むと映画版は原作にかなり忠実に、
そのノリまでうまく再現した作品だったとわかる。
映画で本シリーズに興味を持った人に、
また、新しいセンスに触れてみたい人にオススメ。
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