ある王国の王女メリダが、母の教えに反抗し、
運命を変えるために魔女に依頼をする話。
グラフィック面はさすがに素晴らしく、水面をはじめとして
あらゆるものがリアリティにあふれる完成度。
それぞれの場面を切り取ると実写の写真に見えるほど。
ただ、ストーリーとキャラクターが非常にお粗末で、
母の教育法は押し付けがすぎるし、メリダは無茶を言いすぎ、
3人の弟はしつけがなってなさすぎと
観ていてイライラする性格づけ。
感情移入できないまま、あまりに退屈なストーリーが辛い。
中盤以降、弓の名手であることにほとんど意味がないし、
わがままな王女による、ただの自業自得な展開だった。
画面が暗すぎる場面も多く、せっかくの画像がよく見えなかったり、
とにかくピクサー作品としては期待外れの一作。
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