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ブルーハーツが聴こえる

1990年前後に人気を博したロックバンド、
THE BLUE HEARTSの曲目をタイトルにした短編ドラマ集。


異なる監督の作った6つの短編作品で
各エピソードのラストに曲が流れるが、
それらの歌の内容は特にストーリーには関係ない。
とってつけたようにブルーハーツの曲が使われているだけで、
オムニバスとしては全体的にイマイチなデキだった。


●ハンマー(48億のブルース)
彼氏の浮気を目撃した女性と
その知り合いとのやり取りを描いたもの。
セリフ回しがやたらと面白く、
いつまでも見ていないコントのようなノリが楽しめる。


●人にやさしく
トラブルで動けなくなった宇宙船に閉じ込められた人々の話。
SFの世界観を描くにはセットや服装があまりにも安っぽいし、
子供が作ったようなストーリーであまりにもつまらない。


●ラブレター
高校時代を懐かしむ2人の男たちが
当時へタイムスリップしてしまう話。
ところどころ面白い場面はあるが、
全体としてはひねりもなく退屈な内容。


●少年の詩
モヤモヤした想いを抱える小学生の息子と母親の話。
昭和の時代を再現した雰囲気は素晴らしいが、
あまりスッキリしない筋書きで残念。


●ジョウネツノバラ
愛する女性を失った男性が遺体を持ち出してしまう話。
状況説明がなさすぎて意味がわからないし、
作り手の独りよがりでしかないデキで、
6作品の中で一番つまらなかった。


●1001のバイオリン
震災をきっかけに福島から移住するも
気持ちの整理がつけられずに家族から孤立する男の話。
家族から疎まれる父親の姿を見せられるだけの内容で
何も面白くないし、ストレスを感じるばかり。


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