1954年のアメリカを舞台に、
マクドナルドの店舗を国中に広げた
実業家レイ・クロックを描いた話。
味やサービスを追求するといった話ではなく、
自分が見込んだものをいかに成長させていくかという
ビジネス目線での話になっている。
凄まじいエネルギーと行動力で、
事業を軌道に乗せていく様子はホレボレするし、
実業家が手応えや達成感を感じる気持ちが追体験できる。
自分たちの味を守りたいという兄弟のこだわりもわかるが、
それが事業成長の足かせになってしまうこともよくわかる。
どちらの立場に感情移入するかは人によるだろうが、
ビジネスマンとしての手腕が発揮される様子は痛快だった。
ビジネスの面白さを描いた映画としてはかなり完成度が高く、
起業や事業成長に興味がある人には参考になる部分も多い作品。
経営や起業に興味がある人にぜひ観て欲しい。