7つ集めるとどんな願いも叶うというドラゴンボールをめぐって
純朴な少年がさまざまな敵と闘っていく話。
テレビアニメ版はやたら引き伸ばすばかりで間延びした印象があったが、
原作マンガは圧倒的なテンポとスピード感があり、
どの場面も退屈を感じることがない。
キャラクターも個性的で読む進めるほどに愛着がわく。
アニメではサイヤ人編(17巻~)以降となる「ドラゴンボールZ」が有名だが、
それ以前のストーリーにおいても
何度も盛り上がりを見せてくれて夢中になれる。
うまく伏線を活かして構成された筋書きと
迫力あるバトルシーンが素晴らしい。
ただ、セル編の終わりまでは素晴らしい盛り上がりを見せたが、
魔神ブウ編(36巻~)はずいぶん雑な仕上がりに思えた。
連載を引き延ばされたネタ切れ感と無理やり感が伝わってきたのは残念。
濃密なストーリーが非常にテンポよく楽しめ、
さまざまな作品に影響を与えた傑作。
アニメ版の印象しかない人にも強く薦めたい。
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