やたら理屈っぽい女子高生と
地獄出身の後輩による独特な恋愛模様を描いたもの。
立体感のないベタッとしたタッチは好みが分かれるが、
他作品では見られない独特の勢いがあり、
主人公２人の言動がいちいち面白い。
すべての物事をとことん理屈に落とし込み、
感情を切り捨てて行動しようとしながらも
揺れ動く恋心に苦悩する様子に笑ってしまう。
また、唐突に違う視点で展開して
斬新な演出を見せてくれる場面があり、
マンガ表現としての新しい試みに触れられるところも魅力。
やたら情報量が多くて一度では消化しきれないほど。
この面白さが受け入れられるかどうかは人によるが、
他では味わえないエネルギーを感じられる衝撃作。
ただ、６・７巻は蛇足すぎてイマイチだった。
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