賃貸物件の家賃を滞納して
法的措置を取られた住人たちの事例を紹介したもの。
滞納者への親身な思いが書かれているが、
読んでいる分には資金繰りに行き詰まっている状況なのに
なぜさっさと対処をしないのかが疑問でならないばかり。
深刻化する前に行動すればもっと楽なはずだし、
どうしようもない状況になっていながらも
家族に打ち明けたくないという
無意味なプライドを持つ滞納者には共感できなかった。
タイトルに「貧困」とはあるものの
特にそういった問題に対する考察や対処法は語られておらず、
ただ単に家賃が滞納された事例を紹介していくだけの内容。
経済的な話や賃貸物件に関する教訓は何も得られなかった。