言語学者として活躍していた女性が
若年性アルツハイマーを発症し、
日に日に記憶力を失っていく話。
アルツハイマーを自覚する辛さや
徐々に記憶を失っていく苦しみ、
身近な人たちとのコミュニケーションが
取れなくなっていく切なさは十分伝わってくるが、
ストーリーがあまりにも単純なのが残念。
症状がただ悪化していくだけの一直線な筋書きで、
展開に抑揚がないので盛り上がりに欠ける。
生活に支障が出て辛いというだけならどの病気でも同じはずで、
映画としてもう少しひねりや工夫が欲しかった。