音楽グループ「GReeeeN」の歌をもとに作られた作品で、
余命が残り少ないと知った青年が
とある詩に勇気づけられる話。
驚くほど陳腐で安っぽい設定で、
14歳で死んだ天才詩人や引退を強いられた女優など
とにかく観ていて恥ずかしくなる内容。
重い過去や若者の死を絡めれば
泣ける話になると考えたのかもしれないが、
あまりの薄っぺらさに冷めるばかりだった。
余命わずかな主人公がやたら活動的だったくせに
終盤になって急に寝込むのはご都合主義が過ぎるし、
ある女性に思いを寄せていたはずなのに
いつの間にか別の女性と付き合っていたりと
方向性がバラバラでまったく感情移入ができない。
なんとか泣ける話にしようと
ありがちな要素を盛り込んだだけの駄作で、
中身がスカスカすぎてただただ辛かった。