家庭の事情で離れ離れになった中学生の男女が
その後歩んだそれぞれの人生を描いたもの。
相思相愛でありながら無理矢理に引き離され、
数年越しで何度か再会しながらも
別々の人生を歩むことになる2人の主人公を描くが、
あまりにも無関係な間柄になっている上に
それぞれに恋人もいるため、特に応援する気持ちが湧かない。
キャバクラで働いていたところを投資家にみそめられたり、
海外で事業を開いて成功を収めたり、
失敗作と思った品が評判になったりと
全体的に現実味のない展開ばかりで無茶苦茶すぎる。
リーマンショックや東日本大震災など
平成後半の大きな出来事を絡めた筋書きも
特に意味が感じられず、白々しいばかりだった。
わざとらしい波乱万丈ぶりの安っぽい話で
まったく感情移入のできない駄作。