研修の一環として山登りに来た製薬会社の社員たちが
鉈を持った猿のような恰好の者に次々と襲われる話。
冒頭から登場人物がかなり多く、
顔や性格、立場の違いまで一気に整理するのが難しいが、
殺戮行為が始まるとどんどん殺されていくので
実は把握しておくべき主要人物はごく限られる。
登山に慣れない会社員たちが、武器はおろか
携帯電話や食糧もないという圧倒的不利な状況で
凶悪な襲撃を受けるという怖さはなかなかで、
混乱や謀略も合わさってどんどん窮地に陥るのが恐ろしい。
緊張感のある場面がテンポよく続き、
読み進める手が止まらなくなるマンガ。