難病におかされた女性と
彼女を想う男性とのやり取りを描いたもの。
実体験をもとに映画化されたもので
筋書き自体は非常にシンプルなのだが、
顔の半分を失いながらも明るく振る舞う主人公と
それを健気に励ます恋人の様子にグッとくる。
病状が重くなっていることを悟られまいとしたり
健康な日が3日間だけ欲しいと願う場面に胸が痛むが、
単に悲観的に描かれているのではなく、
他人への思いやりや生きる喜びが感じられるところが良い。
好きな女性が重い病気を抱える純愛映画としては
「世界の中心で、愛をさけぶ」や「君の膵臓をたべたい」よりも
感情移入しやすく、感動できる内容だった。