同名のゲームを実写映画化したもので、
行方不明になったチームの捜索をしていた陸軍兵士が
巨大なモンスターが徘徊する世界に飛ばされてしまう話。
モンスターのデザインや迫力はクオリティが高く、
ゲームの雰囲気そのままに表現されているが、
銃を持ったアメリカ陸軍がモンスターと戦う前半は
単なるパニック映画のような内容で残念。
異世界で出会った戦友と言葉が通じないのもまどろっこしく、
ストーリーのテンポを悪くするだけの要素だったように思うし、
急にゲーム由来の武器や戦い方が登場するのも違和感がある。
また、相当に強力な武器や兵器がまったくの無力なのに
主人公の使う小さな装備がモンスターに致命傷を与えるのも疑問。
映像や世界観は悪くないのだが、
わざわざ現実世界と結びつけた設定のせいで
モンスターを討伐する部分に集中できないのが問題。
これなら最初からゲームと同じ世界を舞台に
モンスターに立ち向かっていくハンターの姿を描いて欲しかった。
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