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笑(わらい)の大学

演劇の台本にも厳しい検閲が入る戦時下で、
なんとか検閲官の許可を得ようとする劇団作家の話。


2人の登場人物が取調室で話をするだけの会話劇だが、
堅物で融通の利かない検閲官と
喜劇のセオリーを必死で説明する劇団作家のやり取りが面白く、
双方の言い分とも筋が通っているところがとにかく楽しい。


不適切な表現を無理やり修正させられる流れを通して
徐々に台本の完成度が上がっていくところが見どころで、
検閲官の方もだんだんと笑いに興味を持ってしまうところも微笑ましい。


ごく限られた舞台と登場人物ながら
魅力的なキャラクターとよく計算された脚本で、
ずっと見ていたくなる良作。

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