とある田舎の島の小さな売春宿を舞台にした話。
抑圧された娼婦たちの姿を見せたいのかと思いきや
中途半端な笑いやほのぼのした場面があったりと
ホラーなのかコメディなのか家族愛なのか、
何を描きたいのかよくわからない。
とことん絶望させるわけでもなく、
壮絶な恐怖感を味わわせるわけでもなく、
逆にスッキリとした爽快感を描くわけでもないので
どうにも狙いが定まらず中途半端に感じた。
登場人物の多くが小さな声でボソボソしゃべる上に
方言も混ざるのでとにかくセリフが聞き取りにくく、
大げさな舞台を用意した割に張り合いのない作品だった。