海底資源の採掘事業が本格化する近未来の日本で、
本土が海底に沈む可能性が発覚する話。
日本が海に沈むという大胆で大規模な災害を題材に、
テレビドラマの割に特撮を用いた高いクオリティの映像で
迫力のある危機的な状況が観れるのは素晴らしい。
また、日本の土地が失われるとなったときに
どういった騒ぎや問題が起きるかという意味でも興味深い内容。
ただ、どんどん話のテンポが悪くなり、
1話かけてやっと1歩進むという印象だったり、
あらゆる場所で観測データが得られるはずなのに
なぜか特定の地球物理学者ばかりが危機に気づく点など
徐々に残念な部分が気になってくる造りだった。
タイトルの段階でネタバレになっているし、
問題の規模が大きすぎて沈没を止めることができないだけに
もう少しテンポよく展開して楽しませて欲しかった。
【関連作品のレビュー】
日本沈没(2006年公開版マンガ)