異なる加害者による同じ手口の殺人事件と
各現場に立ち寄った記憶障害の男の話。
何を聞いても空返事ばかりして
今言ったことですら忘れてしまう謎の男と、
共通点のある殺人事件を追う刑事の視点で展開するが、
どうにも全体的にテンポが悪くて
刺激的な殺人シーンが挿入される割に退屈。
後半になるほど勢いが落ち、
予想を超えるような展開もないまま
ダラダラと似たような場面が続く。
事件のインパクトだけを頼りにしたような内容で、
とにかく見どころのない作品だった。
【関連作品のレビュー】
監督のクセから読み解く 名作映画解剖図鑑(書籍)