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夏への扉 -キミのいる未来へ-

ロボット開発の才能にあふれる若い科学者が
すべてを奪われて冷凍睡眠させられてしまう話。


猫の存在にほとんど意味がない点や
要所要所で安っぽさを感じる部分は残念で、
説明不足のままバタバタと展開する荒い造りも気になる。
特に登場人物が多い上に関係性が複雑なので
初見だと各要素がどう影響し合っているのかが把握しにくい。


過去と未来との因果関係さえ把握できれば
SF小説として定評がある原作なだけにまずまず楽しめるだろうが、
満足度はそこまで高くない作品だった。

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