謎の死を遂げた巨大な怪獣の死骸について
その後処理に苦労する日本政府を描いた話。
どうやって怪獣を退治するかではなく、
その後片付けに焦点を当てた着想は面白いが、
とにかくダラダラした展開ばかりで観ていられない。
特撮のクオリティは悪くないのに
いつまでも話が進まないのでイライラするばかり。
何をゴールにしているのかわからず、
誰かがヒーローとして活躍するわけでも
みんなで力を合わせるわけでもないまま
政府のグダグダな話し合いがただただ続く。
シリアスの雰囲気を漂わせているくせに
ふざけた下ネタやくだらない悪ふざけが仕込まれていて
それらがスベりまくる様子にひたすら冷める。
なぜこんなに無駄な登場人物が多いのかも理解できない。
多用されるスローモーションもキスシーンもすべて無駄。
いろいろな方法を試行錯誤して
最善な結論にたどり着いていく話かと思いきや、
いい大人が作った痛々しいコメディを見せられるだけの作品。