父親から酷い扱いを受けた上に
粗暴で身勝手な男と結婚させられ、
仲のよかった妹とも生き別れてしまった女性の話。
たびたび挿入される歌とダンスには迫力があり、
ミュージカルとしての見応えは感じるが、
ストーリーとしては主人公の不幸を見せられるばかりで
カタルシスを感じる部分が少なすぎる。
登場人物が多い上に人間関係も入り乱れているので
それぞれの立場を把握するのも大変だし、
その複雑さを乗り越えるほどの面白みもない。
もっとシンプルな設定でもよかったように思う。
さんざん酷い目に遭ったことへの報復を考えるわけでもなく、
ただ我慢しかできない主人公のままふんわりと終わってしまうなど
観ている側のストレスが残るだけの作品だった。
