チョコレートに同封された金色のチケットを見つけた人だけに
不思議なチョコレート工場を見学する権利が与えられる話。
ジョニー・デップが主演したティム・バートン監督版が有名だが、
本作の方が原作小説に忠実で、雰囲気や展開もそのまま。
金のチケットが当たるまでも時間をかけて丁寧に描き、
チャーリー一家への感情移入や
個性的な子供たちをしっかり演出している。
CGのなかった1971年という時代を考えると
工場内部の表現は相当にがんばっていて、
ファンタジックな設備や機械にワクワクさせられる。
少ないながらもミュージカル仕立ての場面があり、
それぞれが歌のクオリティにも惹きつけられる。
50年以上も前なのに古さを感じさせず、
夢のある世界観をしっかり再現した良作。
【関連作品のレビュー】
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トムとジェリー 夢のチョコレート工場
チャーリーとチョコレート工場(2005年公開映画)
ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年公開映画)