短編アニメシリーズ「トムとジェリー」のキャラクターたちが
1971年公開の「夢のチョコレート工場」の世界観に入り込んだ作品。
オリジナル作品をかなり忠実に再現しており、
元のキャラクターやカメラワーク、場面展開にいたるまで
ほぼそのままアニメ化したような印象。
ほとんど省略されていないのに原作よりも20分以上短く、
テンポがよく見やすい構成になっているのも優秀。
トムとジェリーはあくまで脇役といった扱いだが、
力を合わせて主人公を支える微笑ましい存在として
いいアクセントになっている。
シリーズ作品を知らない人でも十分に楽しめるし、
オリジナル版との違いを確認しながら
パロディとして楽しむこともできる秀逸なアレンジ。
【関連作品のレビュー】
夢のチョコレート工場(1971年公開映画)
トムとジェリー(2021年公開実写映画)
Charlie and the Chocolate Factory(英語小説)
チャーリーとチョコレート工場(2005年公開映画)
ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年公開映画)