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娘がいじめをしていました

小学生の娘が同級生に行っていたイジメを発端に、
親子や保護者同士の関係性が変化していく話。


イジメの被害者以上に加害者に焦点を当て、
悪行が露見してからの保護者の心理を描く。
自己解決するのが難しい子供のトラブルにおいて
保護者が怒りや訴えを代行する流れが非常にリアルで、
互いの家庭が荒れていく様子にヒヤヒヤさせられる。


自業自得の名の下に今度は加害者がどんどん追い詰められ、
被害者だけでなく世間全体から恨まれて
どうにも収拾がつかなくなるのも怖い。


リアリティを重視しているのか、具体的な解決法が提示されずに
的な結末で終わるのは好みが分かれるところだが、
自分の身内がイジメの加害者になる可能性を考えさせてくれる1冊。

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