悪天候のせいで電気系統が故障した小型の旅客機が
ゲリラが支配する無秩序な島に不時着する話。
武闘派の機長が乗客を守るというリアリティのない設定だが、
序盤から間を空けずに危機的状況が続き、
緊迫感を維持したまま一気に観れるのが素晴らしい。
バカな乗客が身勝手な行動をするような
ストレスがたまる要素がないのも好印象。
大金を手に入れたとしてもあの状況で役立つのかとか、
ゲリラからあまり離れていないんじゃないかなど
微妙に腑に落ちない点が残るラストだったが、
パニック映画やアクション映画としては悪くない佳作だった。