クリスマスの時期に行われる
自宅の飾り付けコンテストの賞金を狙って
会社をリストラされた男性が奮闘する話。
コンテストで優勝するために
クリスマスデコレーションが並ぶ奇妙な店で
怪しい契約を結ぶという流れは悪くないし、
小さな動く人形をはじめとする非日常な出来事を
リアルに表現する映像も素晴らしい。
ただ、家族たちが積極的に探さなくても
金のリングの方から目の前に現れてくれる展開や
主人公のリストラや息子の成績不良といった設定に
あまり意味がない点など、全体的に粗が目立つ。
導入部では今後を期待させるワクワク感があったが、
中盤あたりになると物語のまとまりがない点や
家族を応援する気持ちが湧いてこない部分が気になり、
ダラダラした2時間が退屈に感じるばかりだった。