かつて音楽グループ・チャットモンチーの
ドラムを担当していた高橋久美子が
日本語の文章や音楽について語ったもの。
文章をテーマにした実用書かと思いきや
いざ読んでみると単なるエッセイの域を出ず、
分析というより単なる意見と思い出話なのは期待外れ。
文章を題材にした本なのに、筆者自身の文末表現や口調が
コロコロ変わるのはかなり気になるし、
他作品からの引用や紹介が多くて本書独自の内容がかなり薄い。
とりとめのない話が延々と続くばかりで
筆者のファンブックとしてならともかく、
実用性やエンタメ性という意味では価値を感じない内容だった。
