ドラッグ中毒の両親のもとで育つ10歳の少女ローズが
空想の世界で遊びつつ、奇妙な姉弟と知り合う話。
「ふしぎの国のアリス」を意識しつつも
ダークファンタジーとして独特の雰囲気を醸し出した作品。
登場人物のキャラクター性は強く、印象的だが、
幼い少女に性的なイメージを感じさせる筋書きには
嫌悪感を感じる人もいるだろう。
ストーリーとしてもスッキリとせず、意味がわからない展開ばかりで
これといった内容があるわけでもない。
製作者の描いた独特の世界観にどっぷりと浸るための作品であり、
映画としての娯楽を求める人には合わない。