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ちびまる子ちゃん<1~3巻>

小学3年生の少女まる子の日々の生活を描いたもの。

今でこそ国民的アニメのひとつとして
まる子とその周囲の人物のエピソードを描くフィクション作品になったが、
連載初期は作者であるさくらももこが「まる子」というあだ名で呼ばれていた
小学3年生の当時を振り返って描いた自伝的エッセイであった。

単行本の後ろ半分ほどはまる子ではなく、
完全に作者の思い出話のエピソードになっていたりして
かなり自由な作風で描かれていることがわかる。
いずれにしても、昭和50年前後の時代背景と
その頃の子供の興味や考えがやたら詳しくて面白い。

アニメ第2期以降、感動させようとしたり説教臭くなったりと
どうにも毒がないエピソードが増えて本来の面白さがなくなったので、
自由で気楽に描かれていた初期の作風を味わって欲しい。

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