悪い事故・事件が起こる予兆を感じることができる主人公が
身辺で起こった殺人事件に迫っていく話。
人物の顔つきはあまり魅力的でないが、
設定は新鮮でストーリー運びが非常にうまい。
違和感を感じるだけでトラブルの全貌がわからないというのも緊迫感があり、
どうなっていくのか目が離せない引きがある。
キャラクターたちが魅力的で感情移入しやすく、
現在の場面も過去の場面でもすぐに入り込んでしまう。
8巻という絶妙なボリュームで完結し、
すべての要素をうまく結び付けて
まとめあげた筋書きは非常に完成度が高い。オススメ。
また、外伝的な第9巻は主人公以外の4人の視点で描かれており、
本編のストーリーをより深く味い直すことができる。
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