やはり強烈な個性を感じるタッチの絵で
一度見たら忘れない表情が続く。
「こびとづかん」よりもストーリー性が強く、
読んだ後の満足感も大きかった。
基本的にはベタなストーリーだが、各ページがツッコミ待ちの状態で
いろんなマンガや映画などを体験した大人だからこそ
楽しめる部分が大きく、やはり子供向けというより大人向け絵本。
一瞬しか出てこないキャラクターでも、妙に存在感がある。
とはいえ、ベースは教訓系シナリオなので
そういう意味では子供に読み聞かせても
楽しんでくれるかもしれない。
絵本ではあるものの、イラスト集ととらえてもいい内容なので
絵そのものが好きな人にも「こびとづかん」以上にオススメ。