移送中の凶悪犯罪者が逃げ出し、それを保安官たちが追う話。
犯罪者側の贅沢な暴れっぷりが素晴らしいが、
それ以上に、久しぶりにシュワルツェネッガーの活躍が見れるのが嬉しい。
特に1980~1990年代の彼の全盛期を知っている人にはたまらない内容で、
どう考えても田舎の保安官には縁のない事件なのに
観ている側には「そろそろシュワちゃんの出番だな」と
わかってしまう雰囲気が良い。
他の登場人物の存在感が薄すぎる部分はあるが、
シュワルツェネッガーの活かし方がわかっていて気軽に観れる作品。
銃撃戦、カーチェイス、格闘戦とおいしいところをすべて網羅し、
とにかく迫力で押し切ってしまうノリが楽しかった。