潜水艦を舞台にした邦画。
戦闘シーンを中心とした映像は素晴らしく、
リアルで迫力ありまくり。
ただ、その戦闘が割と少ないのが残念。
その代わりに用意された人間ドラマの部分が
あまりにもチープ。中途半端。
無理に感動させようとしてるのか、
しなくてもいい犠牲や我慢が多い。強引な感動。
トラブルに関しても、派手にモメたかと思いきや
あっけなく収束したりする。
障害になるなら、ちゃんと悪になりきれ。
悪いやつはとことん悪くなれ。
戦争映画なのに無理に人情を入れようとするから
「人を殺すのは避けないと…」とか言い出す始末。
はぁ?戦争やってるんだろう。
人は殺したくないけど相手の作戦は妨害したい、なんて
意味がわからない。
もっと単純にドンパチやってくれた方が
よっぽどいいするのに。
邦画って
「人は殺さないように」
「でも自分は犠牲に」
「予定に逆らっても、みんなのためにがんばる」
っていう単純な要素ばかり。
感動を誘いたいのかもしれないが、ベタすぎて恥ずかしい。
自分が生き残るのに必死、っていう方が
まだ感情移入しやすいし、自然な感動も生まれるのに。