あー、ひどすぎる。いくら漫画家だと言っても、
この文章の下手さはどうにかして欲しい。
玖保キリコは「いまどきのこども」や
「シニカル・ヒステリー・アワー」で有名。
シュールなマンガは悪くなかったが、
エッセイになるとここまでひどいのか。
冒頭のロンドンに出発するくだりからすでに説明不足。
なんの目的でロンドンに行くのか、旅行なのか移住なのか、
長期なのか短期なのか、誰と行くのか、
夫は日本人なのか外国人なのか。すべてわからない。
にも関わらず、唐突に書かれるセリフと感想。置いてけぼり。
全編通してこんな感じで、
状況を熟知した本人と身内しかわからないメモのようなもの。
日記ですらない。途中にマンガも挟まるが、それすらも状況不明。
通勤電車で読もうと朝持っていって
なんとか我慢して読んでいたものの、帰りの電車でギブ。
とても耐えられない。読んでいられない。
文章の汚さだけでなく、
その奥に見える作者の人柄も嫌いになった。
唯一の救いは、これが図書館で借りた本ということ。
買わなくて本当によかった。