外資系企業で働いていた女性が日本企業と異なる部分を紹介した本。
海外企業のビジネススタイルを垣間見ることができるのは興味深いのだが、
本書はマンガとしてのデキが悪く、そこばかり気になってのめり込めなかった。
「同僚子」「後輩雄」「数理屋」というキャラクター名は
人名というイメージからも遠く、読みづらいだけで配慮が足りないし、
目や口を描かないのっぺらぼうコマが多すぎる。
構図のパターンが少なく、コピー&ペーストされた絵も多い。
同じような見せ方ばかりで主人公は叫んでいるばかり。
そういったマンガとしての工夫が足らず、やたら内容が薄くボリュームも少ない本。
外資企業の特徴としてすでによく知られている内容ばかりなので、
外資系に興味があってもわざわざ本書を読む必要はない。