世界最大の通販サイトAmazon.comの創設者が
Amazonを今の形にまで大きくしていった経緯を説明したもの。
かなり前からAmazonを多用している身としては
非常に危なっかしい状態で始まった初期の様子や
徐々に今ある要素が加わっていく流れなどは非常に興味深い。
「スティーブ・ジョブズ」同様に多数の人物名が次々と登場するので
どういう立場の誰の話か見失いがちだったり、
やっと理解した頃にすぐ次の話に移ってしまう構成で
読んでて結構な疲労感を感じる部分もあったが、
面白い部分は一気に読んでしまえるようなスピード感もある。
自分のイメージを実現するべく、まったく揺るがないビジョンや
どんどんと新しい要素に手を伸ばしていく姿勢などは
ビジネス書として勉強になる部分があり、Amazonを使う中堅社会人向け。