「自分で自分をくすぐれないのはなぜ?」「ミミズを食べても大丈夫?」など
子供たちがふと思った100個の疑問に対して
学者や専門家など各分野の有識者が答えていく本。
1問が2ページ前後とサクサク読んでいけるし、
企画のコンセプトは非常に面白いのだが、
どのぐらいの年齢の子供を想定した解説なのかが不明で、
やたらと幼児向けな説明だったり、ある程度の知識を前提としたものだったりと
解説ごとの説明基準が統一されていないのが残念。
読み仮名の書かれていない漢字も多いので、
低年齢の子供が自力で読むにはキツいし、
親が代わりに読む想定なら説明のポイントをもっと押さえて欲しい。
有識者ならではの単純明快な説明の仕方や
科学以外の分野ではユーモアの効いた納得できる解説を期待したが、
そこまでの面白さはなかった(そういう意味では巻末の番外編が一番面白かった)。