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野球狂の詩<全25話>

プロ野球球団の東京メッツをベースに、野球に関わる人たちの話。

「ドカベン」で有名な水島新司の1970年代の作品で、
今観ても見劣りすることない盛り上がり。面白い。

1話1時間と長い上に全25話というボリュームだが、
毎回見せ場が作られているし、
観ている方も徐々にその雰囲気に熱中していく。

序盤からいきなりの展開になるが、
そのときは老いぼれ投手の岩田こそが「野球狂」だと思わせておいて
だんだんと野球に関わるすべての人が野球狂だと気づく。

というのも、前半はピッチャーの水原勇気に関するエピソードが濃く、
試合においてもピッチャーの立場の感情を描くが、第11話を境に
今度はそれぞれの選手の過去の話が描かれていく。
そしてそれぞれが深い想いを持っていることが読み取れ、
まさに「野球狂の詩」というタイトルを実感させてくれる。

前半の水原編も盛り上がったが、意外にも
後半の選手編エピソードひとつひとつに泣かされた。

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